不定期更新 自作泥濘(ぬかるみ)日記

最低山極悪寺 珍宝院釈法伝

最終更新 2010年05月11日 火曜日

2010年05月08日(土)

仕事用PC

 実に2年ぶりの更新である。Pentium4の仕事用PCの挙動が不安定になってきたので、久しぶりに自作することにした。以下は、パーツの選択課程。

CPU

 これを書いている時点で、インテルのマルチコアCPUは、大雑把に言うと、次のような構成になっている。

Core i3
 かつてCore 2 Duoと呼ばれていた2コアCPUの後継で、基本的性能を持つ。
Core i5
 i3に、ターボブースト(高負荷時に動作周波数を上げる)機能が付いている。
Core i7
 i5に、キャッシュメモリを増量している。

 旧来のPentium、Celeron、Core 2 Duo、そしてAtomもあるが、さすがに、Windows7を予定しているデスクトップ用に今更これを買う気にはならない。さりとて、破格の高性能も必要ないので、Core i3-530を選択した。スペックは以下の通り。
 コアとスレッド     2 コア/4 スレッド
 周波数         2.93 GHz
 キャッシュ       4 MB
 プロセス        32 nm

 コストパフォーマンスは、同等のCore 2 Duoより良さそうである。

マザーボード

 ASUSのP7P55D-Eを選択。

4種類あるP7P55Dの下から2番目のグレードである。特徴は

* Intel P55チップセット採用
* Core i7/i5/i3 CPUに対応
* DDR3-2200/1600/1333/1066メモリに対応
* x16スロット×2、x1スロット×3、PCIスロット×2
* Serial ATA 6Gb/s、USB 3.0に対応
* 16 Hybrid Phase電源回路を採用
* T.Probeチップを搭載(電源回路を1フェーズ単位で温度制御)
* EPUチップを搭載(電源回路全体を細かく出力制御)
* TurboV EVOチップを搭載(チップで直接オーバークロック制御)
* Stack Cool 3技術を搭載(2オンス電源層)
* MemOK!機能を搭載(メモリの相性問題時にパソコンを強制起動)

 以前、グラフィックカードのコンデンサが膨張して死亡した経験があるので、コンデンサが固形になっているのがうれしい。

メモリ

 安定志向ということで、バルクは避け、マスタードシードが扱っているUMAXのDDR3-1333 2GBモジュールの2枚組みセットを選択。最初からヒートシンクが付いている。

グラフィックボード

 高性能を要求するゲームをしないなら、発熱と消費電力の大きい今時のグラフィックボードは必要ない。そこで、RADEON HD 5450を搭載したPower ColorのAX-5450 512MK3-SHを選択。安かったから選んだというだけだが、安定性を重視して、ファンレスにはこだわったつもり。

ハードディスク

今回の目玉はこれである。
ドライブアクセス速度の向上に、AV用PCではRAIDを利用したが、今回は、ようやく価格もこなれてきたSSD(ソリッドステートドライブ)を利用することにした。Intel X25-M Mainstream SSDSA2MH160G2R5、今回一番高額のパーツである。

データディスクは、日立IBMのDeskstar 7K1000.C(HDS721010CLA332)、ついに1TBである。初めて買ったのが20MBのHDDだった。あれから四半世紀、凄い時代になったものだと思う。

DVD/CDドライブ

 USB接続のブルーレイディスクがあるので、DVD/CDドライブは、思い切り安物に決定。LGエレクトロニクスのGH24NS50BL。SATAドライブというのは初めてである。

ケース

 今回の構成では、発熱の問題もHDDの増設も考えずに済むので、ミドルタワーのAntecのSonata Solo Blackにした。鋼板が厚いので、静音には適している。このケースの更なる特徴は、HDDをゴムベルトで固定して、シリコンゴムの上に乗せるという奇妙なマウント方式を採用していること。確かに静音には有効だが、何となく不安は残る。持ち運んだり移動させない限りは大丈夫か。

電源

 この構成なら、電源にそれほど大きなものは必要ないのだが、それでも気になるので、一回り大容量のEnermaxのEMD525AWT2を選んだ。

 以上合計が、約11万円。もし、SSDを採用しなければ約7万円。まあ、こんなものでしょう。

2010年05月09日 (火)

組立

 私が自作すると、決まって一箇所は不具合が出ることになっている。前回は電源で躓いた。今回はメモリ。
組立終わって電源を投入したところ、BIOS設定画面が表示され、デバイスもすべて認識された。喜んでWindows7 Prof. をインストールしようとしたら、SSDをフォーマットすらできない。HDDにインストールを試みたが、こちらは「ファイルが見つからないと叱られる。結局、インストール時の不具合現象をまとめると。
Windows7 SSDフォーマット不可 HDDフォーマット不可 共にインストール不可
WindowsXP SSDフォーマット不可 HDDフォーマット可 HDDのみインストール可
ということになった。更に、XPをHDDにインストール後に、OFFICE2007をインストールしようとすると、またしても「必要なファイルが見つからない」と表示されて、インストールできない。XPを再インストールしようとすると、同じ警告文が出ることがある。

 試行錯誤の末にたどり着いた結論は、基本的にシステムが不安定だということ。疑わしいのはメモリかマザーボード。しかし、OSが不安定な上に、新しいタイプのメモリを持ち合わせていないので検証できない。
 仕方がないので、部品を購入したパーツショップにPCを持ち込んだ。多少割高でも、パーツ一式は近所の同一店で買っておくと、こぅいう時に便利である。

 持ち込んで10分。店の若い店員がメモリを交換して試すと、SSD、HDD共に、あっさりWindows7がインストールできた。メモリ価格の1割増しで、メモリ相性保証を付けていたので、メモリの不具合を確認することもなく一件落着。

2010年05月10日 (水)

 オンボード機器の設定、ネットワークの設定、アップデートの後、一太郎2010、Office2007、桐V9、秀丸エディタなど、これまで仕事に使ってきたアプリケーションソフトをインストールする。
 SSDの効果は絶大で、アイコンをクリックすると、各アプリが瞬時に起動する。もうHDDには戻れない。既に、AV用のPCのシステムディスクをSSDに交換したい衝動に駆られている。

2010年05月15日 (土)

 新PCは快調に動いている。いくつか書き忘れたことをメモしておく。

 ASUSのサポートページに、電源用ワット数計算機がある。電源を選ぶ際の目安になる。

 システムが所定の性能を出しているかどうかを知るのに、HWINFO32を使用した。WindowsNTから7まで対応している。

2010年05月21日 (金)

 ようやく仕事用PCが安定したところで、今度はAV、ネット用PCが怪しくなってきた。RAID0で運用していたWindowsのシステムディスクでエラーが発生したのである。