不定期更新 自作泥濘(ぬかるみ)日記

最低山極悪寺 珍宝院釈法伝

最終更新 2005年2月9日

2005年02月09日(水)

 インターネット専用PCが起動しなくなった。BIOSが、IDE接続機器を探し終えた時点で固まる。表示を確認すると、BIOSがプライマリースレーブのHDDを認識していない。死亡したのは、Maxtor DiamondMax Plus 60 5T030H3 7200rpm 30GB。4年間、毎日使用してきたのだから、寿命だったのだろう。

MaxtorのHDD型番は、以下のような内容を示す。

5  ATA7200rpm  4 5400rpm 6 7200rpm 7 7200rpm高信頼型
T  Model
030  容量 30GB
H  ボールベアリング軸受  J = ボールベアリングモデル L,P,R,M,S = 流体モデル
 L:流体キャッシュ 2MB P-ATA
 P:流体キャッシュ 8MB P-ATA
 M:流体キャッシュ 8MB S-ATA
3  プラッタ数  最近は、0表記が多い

 今回購入したのは、Maxtor 7Y250P0である。上の表から、250GB、7200回転高信頼型、P-ATAの8MBキャッシュ付流体軸受モデルということが判る。

 ジャンパをスレーブに設定して接続、PCを起動すると、あっさり認識してWindows2000が起動。スタート->コントロールパネル->管理ツール->コンピュータの管理->記憶域->ディスクの管理まで辿る。クソ手間のかかること。
 プライマリースレーブのHDD(ディスク1)をベーシックフォーマットしようとして問題発生。

Windows2000と大容量HDD

 Windows2000では、最新のSP4を適用しても137GB以上のHDDを認識しない。これについての詳しい説明と解決方法は、マイクロソフトの以下のページで解説されている。

http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;305098

現象
Windows 2000 Service Pack 2 (SP2) 以前の Windows 2000 のバージョンでは、ATA/ATAPI 6.0 仕様で規定されている 48 ビットの Logical Block Addressing (LBA) はサポートされません。
解決方法
この問題を解決するには、Windows 2000 の最新の Service Pack を入手します。関連情報については、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の次の資料を参照してください。

260910 最新の Windows 2000 Service Pack の入手方法
修正プログラム (英語版) の属性は次のとおりです。ただし、これより新しい修正プログラムがリリースされている可能性もあります。 日付 時刻 バージョン サイズ ファイル名
--------------------------------------------------------
07/22/2002 12:05 PM 5.0.2195.5376 86,704 Atapi.sys
07/22/2002 12:05 PM 241,558 Update.inf

48 ビット LBA ATAPI のサポートが正しく機能するためには、以下の条件を満たしている必要があります。? コンピュータに 48 ビット LBA 対応の BIOS がインストールされている
? コンピュータに 137 GB 以上の容量のハード ディスクが搭載されている
? Windows レジストリの次のレジストリ サブキーの EnableBigLba レジストリ値を 1に変更するか、またはこの値を追加することにより、サポートを有効にしている
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\atapi\Parameters
レジストリで 48 ビット LBA 大容量ディスクのサポートを有効にするには、以下の手順を実行します。1. レジストリ エディタ (Regedt32.exe) を起動します。
2. 次のレジストリ キーを探して、クリックします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Atapi\Parameters
3. [編集] メニューの [値の追加] をクリックし、次のレジストリ値を追加します。
値の名前 : EnableBigLba
データ型 : REG_DWORD
値のデータ : 0x1
4. レジストリ エディタを終了します。
注 : システムの最小要件を満たさない状態で、上記のレジストリ キーを編集して 48 ビット LBA ATAPI のサポートを有効にすると、以下の現象が発生することがあります。 ? デフォルトで 48 ビット LBA のサポートが有効にされていないオペレーティング システム (Microsoft Windows 98、Microsoft Windows Millennium Edition (Me)、Windows 2000 など) が 28 ビット LBA の限界 (137 GB) を超えるパーティションにインストールされている場合、データが破壊されたり失われます。
? デフォルトで 48 ビット LBA のサポートが有効にされていないオペレーティング システム (Microsoft Windows 98、Microsoft Windows Millennium Edition (Me)、Windows 2000 など) を 28 ビット LBA の限界 (137 GB) を超えるパーティションにインストールしようとしても成功せず、一時インストール フォルダが残ります。
? Windows 2000 Service Pack 3 (SP3) をインストールする前に 48 ビット LBA を有効にする修正プログラムをインストールしている場合、SP3 のインストール時に適切なレジストリ キーが自動的に作成され、ハード ディスクのデータの整合性が確保されます。
? 適切なレジストリ キーを追加して、48 ビット LBA のサポートを有効にした後、このレジストリ キーを削除したり、Windows 2000 SP3 を削除 (アンインストール) した場合に、データが破壊されることがあります。
? 48 ビットの LBA 対応オペレーティング システムを使用してフォーマット済みの大容量ハード ディスクに、SP3 を含む (SP3 統合) Windows 2000 をインストールすると、セットアップのテキストモード部実行中に、ATAPI サブシステムから、48 ビット LBA のサポートなしでアドレス指定可能な容量より大きいハードディスクの容量 (約 137 GB 以上) が報告されることがあります。この場合、ハード ディスクのパーティション テーブル情報がすでに作成されています。誤ったディスク情報を修正するには、ディスク パーティション ユーティリティを使用して、パーティションを削除するか、またはセットアップのテキストモード部実行中に、パーティションを削除してから、再作成します。新しいパーティションの作成後は、F3 を押して、セットアップを終了し、Windows のインストール プロセスを再起動します。これで、ATAPI サブシステムは約 137 GB のハード ディスク容量を正しく表示するようになります。
? レジストリ値 EnableBigLba を無効にした場合

137 GB を超える容量のハード ディスクをサポートする 48 ビット対応の BIOS を使用している場合でも、ハード ディスクの先頭の 137 GB にしかアドレス指定できません。ハード ディスクの残りの部分は使用されません。
? 48 ビット LBA 対応の BIOS を使用していない場合、EnableBigLbaレジストリ値を有効にしても、137 GB 以下の先頭のパーティションにオペレーティング システムをインストールする必要があります。

レジストリ設定を編集して 48 ビット LBA ATAPI のサポートを有効にしても、48 ビット LBA 対応の BIOS と 137 GB を超える容量のハード ディスクの両方を使用していない場合、ハード ディスクは 137 GB のアドレス指定の制限を持つ標準のハード ディスクとして従来どおり機能します。
? 48 ビット LBA 対応の BIOS を使用しておらず、137 GB 以上の容量のハード ディスクを搭載したコンピュータで、EnableBigLba レジストリ値を有効にした場合、137 GB 以下の先頭のパーティションにオペレーティング システムをインストールし、ハード ディスクの残りの部分を別の 1 つまたは複数のパーティションに分割する必要があります。

状況
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の冒頭に記載したマイクロソフト製品の問題として認識しています。 この問題は、Windows 2000 Service Pack 3 で修正済みです。
詳細
Windows 2000 Datacenter Server 用修正プログラムの入手方法を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
265173 Datacenter Program と Windows 2000 Datacenter Server
複数の修正プログラムのインストールを 1 回の再起動のみで行う方法を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
296861 QChain.exe を使用して複数の修正プログラムを同時にインストールし、再起動を 1 回で済ませる方法
Windows 2000 と Windows 2000 の修正プログラムを同時にインストールする方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
249149 Microsoft Windows 2000 および Windows 2000 ホットフィックスのインストール
関連情報
この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 305098 (最終更新日 2002-11-04) をもとに作成したものです。



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この資料は以下の製品について記述したものです。
? Microsoft Windows 2000 Service Pack 1
? Microsoft Windows 2000 Service Pack 2
? Microsoft Windows 2000 Advanced Server SP1
? Microsoft Windows 2000 Advanced Server SP2
? Microsoft Windows 2000 Service Pack 1
? Microsoft Windows 2000 Service Pack 2

 この資料に従って、レジストリを書き換えてフォーマット。無事、233.7GBを認識した。