不定期更新 自作泥濘(ぬかるみ)日記

最低山極悪寺 珍宝院釈法伝

最終更新 

2004年02月04日(水)

 インテルのデータシートを観て、54度というのは、Pen4の3GHzとしても、温度が高すぎるのではないかと、ここしばらく、考えていた。この石の最高温度は70度であるが。今日は、ようやく時間ができたので、もう一度、CPU周りをチェックすることにした。これで、AVマシンも、もう少し、安定動作するかもしれない。

 CPUクーラーを取り外して、CPUと放熱板の接触面を観ると、グリスが不足して、圧着されていなかった。少々、薄く塗りすぎたのが失敗の元。改めて、グリスを塗り直して装着する。今度は、Prime25で高負荷運転をしても、45度以上には上がらなくなった。

2004年02月05日(木)

 低温化しても、AVマシンの不安定は続いた。それどころか、リセットされる頻度が増えてきた。かなり安定した時点で、DVD視聴用のソフトなどを追加インストールしたが、不安定なマシンであるから、インストール後は、注意深く観察していた。それでも、どのソフトが不安定の原因かを特定できなかった。
 いや、それより、最初からそうだが、この不安定さは、ハードウェアかそのドライバが原因だとしか考えられない。電源が、あっけなく落ちすぎる。電源については、TORICAとEnerMaxの450W、どちらでも安定しない。ドライバーは既に最新のものと入れ替え済み。
 仕方なく、最小構成に戻して、もう一度、1からやり直す。
 まず、メモリテスト。6時間かけたが、エラーは出なかった。
 次に、OSの再インストール。
 ここで、OSの再インストールが出来なくなってしまった。領域削除、領域確保、NTFSフォーマット、SCSI等、IOデバイスコピー、ファイルコピー、再起動までは普通にできる。ところが、再起動後、、WindowsXPHEをインストールし始めると、リセットがかかり、先へ進まない。時々は、ブルースクリーンが登場してストールする。中途半端に不安定だったのが、遂に、壊れ始めたようだ。この方が、かえって、絞り込みは楽になる。
 VGAを、カノープスのF11(正常動作中)に交換しても、症状は変わらない。OSをインストールするHDDは、BIOSでSMARTを確認してもgoodである。どうやら、外れマザーボードを掴んだようである。明日、TWOTOPに持ち込むことにするか。

2004年02月10日(火)

 TWOTOPにマザーを持ち込む前に、ケーブルとDVDMultiに問題がないことを確認する。新しいケーブル、別のCDDと交換してみるが、状況に変化なし。
 ここまで詰めれば、不安定の原因はマザーボードしかない。と思って、はたと気づいた。もうひとつ、可能性がある。CPUである。一番の高額商品なので、出来れば疑いたくなかったが、ここまで来れば、これも疑うしかない。
 元々、このCPUは外れで、BIOSでTurboモードに設定する(軽くオーバークロックする)と動かなくなる代物だった。エンコで酷使しているし、グリス塗りに失敗して、60度近くで連続しようもしている。
 試しに、Celeron2.5GHzと差し替えて、WinXPHEをインストールすると、問題なくインストールできる。号泣。
 ということで、泣く泣く新しいCPUを購入した。すべては快調。あっという間に以前の環境に復帰した。最新ドライバと最新のアプリ。初めてのAMBIOSの設定も、トラブルシューティングの間に、完全に理解できている。喜んで良いのか、悲しんで良いのか。

2004年02月17日(火)

 メモ
MS-IMEの削除

多くのユーザーはその機能を使っていないのではないでしょうか? 例えば、日本語と英語のバイリンガル環境ならばともかく、多くのユーザーは日本語オンリーの環境で操作しているはずです。そういう意味では言語バーに備 わっている"言語の切り替え"や"キーボードレイアウト"変更機能はあまり意味をなさないものといえるでしょう。また、筆者は普段使用するIMEとして、 JustSystemのATOK14を使用していますので、Microsoft IME2002は無用の長物となってしまっています。

「ヘルプとサポート」には、『使用していないテキスト サービスを削除します。各テキスト サービスはコンピュータのメモリを必要とし、パフォーマンスに影響を与える可能性があります』(「テキストサービス」で検索し、「テキストサービスを削除 する」で述べられています)とありますので、IME2002以外のIMEをインストールしている方は以下の手順で削除するのもいいでしょう。

1.<スタート>メニュー→<設定>→<コントロールパネル>と開く。
2.「地域と言語のオプション」をダブルクリックで開く。
3.<言語>タブ→<詳細>ボタンをクリック。
4.「インストールされているサービス」セクションの「Microsoft IME Standard 2002」を選択し、<削除>ボタンをクリック。

この手順で、同時に「Microsoft IME Natural Input 2002」も削除できます。ちなみに再起動を行なうことで完全に削除されるようです(こまかい関連ファイルが残ってしまうようですが、これはまた別の機会 に紹介しましょう)。さて、これでWindows XPにインストールされているIMEはATOK14だけとなりました。ここで先ほどの言語バーに戻ります。ATOK14には「ATOKパレット」と言う独 自のツールバーが用意されています。これをデスクトップ上でフロートさせるなり、タスクトレイに収納させるなりすればいいわけです。

ちなみに、『他のIMEをインストールしているものの、MS-IME2002を削除するのはちょっと怖い』という人は、以下の手順で無効にしましょう。

1.<スタート>メニュー→<設定>→<コントロールパネル>と開く。
2.「地域と言語のオプション」をダブルクリックで開く。
3.<言語>タブ→<詳細>ボタンをクリック。
4.<言語バー>ボタンをクリック。
5.「詳細なテキストサービスを無効にする」にチェックを入れ、<OK>ボタンをクリック。
6.確認をうながすダイアログが表示されるので、<はい>ボタンをクリック。
7.<OK>ボタンで「テキストサービスと入力言語」ダイアログを閉じる。

これで言語バーが、Windows XPのデスクトップからきれいになくなりました(IMEがATOK14だけの場合は、<言語バー>ボタンがグレー表示になり、あらかじめ無効になってしまいます)。しかし、言語バーの実体である「Ctfmon.exe」は相変わらずメモリ上に鎮座しています(筆者の環境では約3.3MBほどメモリを消費していました)。最後はこのCtfmon.exeの自動起動を無効にしましょう。

1.<スタート>メニュー→<ファイル名を指定して実行>と選択。
2.名前欄に半角で「msconfig」と入力し、<OK>ボタンをクリック。
3.<スタートアップ>タブを開く。
4.一覧にある「ctfmon」をクリックしてチェックオフ。
5.<OK>ボタンをクリック。
6.すると再起動をうながすダイアログが表示されるので、<再起動>ボタンをクリック。
7.再起動後にメッセージダイアログが表示されるので、「Windowsの開始時にこのメッセージを表示しない、またはシステム構成ユーティリティを起動しない」をチェックオン。
8.<OK>ボタンをクリック。

これでctfmon.exeがメモリ上に読み込まれなくなりました。筆者の環境では特に問題は起きていませんが、もし不具合が起きたときは、上記の手順で「システム構成ユーティリティ」を起動し、「ctfmon」を有効にして下さい。それでは、また次週お会いしましょう。


2004年02月28日(土)

 便利な表を見つけたので、貼っておく。ネタ元は
http://www.redout.net/data/bios.html

BIOS 警告音一覧

AWARD は−・・がビデオエラーであとは基本的に RAM のエラー。
ピーポーピーポーなるのは CPU に関する警告。

AWARD
Beep音 回数 メッセージ
正常にboot
・・ 短×2 CMOSセッティングエラー
−・ 長 短 DRAMエラー
−・・ 長 短×2 ビデオカードかモニターの接続エラー
−・・・ 長 短×3 ビデオカードがない、あるいはビデオ RAM のエラー
−・・・・・・・・・ 長 短×9 ROMエラー
−−−−−(連続) 長の繰り返し DRAM挿し込み不良
・・・・・・・・・(連続) 短の繰り返し 電源供給の不具合

AMI
Beep音 回数 メッセージ 詳細
DRAMリフレッシュ失敗 割り込みタイマーあるいは割り込みコントローラーの不具合と思われる。
・・ 短×2 メモリーパリティーエラー RAM の先頭の 64KB でパリティーエラーが発生。RAM IC の不具合と思われる。
・・・ 短×3 メモリーエラー RAM の先頭の 64KB でエラーが発生。
・・・・ 短×4 システムタイマーエラー システムタイマー/クロックの破損、あるいはメモリーの最初のバンクでエラー発生。
・・・・・ 短×5 CPUエラー CPU の不具合。
・・・・・・ 短×6 キーボードエラー キーボードコントローラー IC のエラー。
・・・・・・ 短×7 CPU 例外エラー CPU もしくはマザーボードの回路の不具合。
・・・・・・・・ 短×8 ビデオカードメモリーエラー ディスプレイメモリーのリード/ライトエラー。
・・・・・・・・・ 短×9 ROM チェックサムエラー おそらく BIOS ROM の破損。
・・・・・・・・・・ 短×10 CMOS エラー CMOS シャットダウンレジスターのリード/ライトエラー。
・・・・・・・・・・・ 短×11 キャッシュエラー L2 キャッシュエラー。
−・・ 長 短×2 ビデオシステムエラー ビデオ BIOS ROM、あるいは水平復帰に不具合。
−・・・ 長 短×3 メモリーテストエラー 64KB 以上のメモリー領域でエラー発生。
−・・・・・・・・ 長 短×8 ディスプレイテストエラー ビデオカードのテストでエラー発生。
長×1 POST 成功。 -
−− 長×2 POST エラー ハードウェアのテストでエラー発生。