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自作泥濘(ぬかるみ)日記
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最低山極悪寺 珍宝院釈法伝
最終更新 2003年01月31日
2003年01月03日(金)
NECのタコ製品SmartVisionPro for USB
既に製造中止になったMTV2000を正月お年玉セールで特価購入。ついでに、120GBHDDも購入。
思えば、これまで使っていたSmartVisionPro for USB(以下、SVPと略す)は、実に酷い代物だった。
何しろ、熱暴走する。PCIバス用カードならば、ケース内の状態によって、最悪、熱暴走もあり得るが、SmartVisionPro for USBは外付けである。室温30度の部屋で、1時間もテストしてみれば判ったはずだ。一体、どういう風な設計と製品テストをすると、熱暴走するような商品が出来るのか。
分解してみると、LSIが発熱している。ネット上には、電源からの発熱と説明するものもあるが、これは正しくない。電源は、コンセントの差し込み口を兼ねた黒いボックスで、ここで整流、降圧したものが、供給されている。
奇妙なことに、このチップには、小型ファンどころか、放熱版すら装着していない。しかも、熱伝導の良い鉄製のケースを、樹脂で覆っている。したがって、排熱は、ケース上下に開けられた僅かな穴を通じた自然対流に頼ることになる。
さすがに、NECもこの熱暴走に気づいたらしく、SmartVisionPro2 for USBという改良品を出してきた。勿論、初代SVPは放置された。それどころか、SVP2と同等のソフトウェアにグレードアップするのも有償とされた。金を取って、客に商品テストをさせるのは、魔威苦労ソフトだけにして欲しい。実は、SmartVisionPro for USBは、熱暴走でハングするだけではなかった。
SVPの採用した仕組みは、以下の通りである。
1) USBの限界に近いビットレートでデータを転送し、
2) そのデータを、一度、ハードディスクに書き込んで、
3) それを読み出してソフトデコードして、
4) 映像を表示する。
追っかけ再生などをするために考えられた仕組みだが、複雑な分、PCへの負担が大きくなる。起動から視聴可能になるまでに時間がかかりすぎ、チャンネル変更への追随も、テレビとは比べものにならないほど鈍い。しかも、NECは、受信部分を、他社製品のbitcastbrowserに含まれるbitcastloaderに委ねた。開発費の削減には大いに役立っただろうが、これによって、失ったものも大きい。
bitcastloaderは、しばしば、SmartVisionPro for USBの初期化に失敗した。私のみならず、初期化に失敗する例は、ネット上に散見される。このような場合、ある程度は、初期化ルーチンを変更して対応できる。しかし、他社製品であるため、NECは、この問題を解決できなかった。
NECは、このbitcastloaderを利用するために、SmartTV、SmartEPGという自社ソフトをバンドルしている。これによって、二つのソフトを設定しなければ、SmartVisionPro for USBを使えない。しかも、どの項目の設定をどちらのソフトで行うかということは、この二つのソフトの関係を理解していないと、直感的には、理解できない。簡単に言えば、設定が面倒なのである。以上の通り、SVPは、多くの欠陥を持った製品だった。
熱暴走については、樹脂ケースを外し、鉄製のインナーケースを剥き出しにして、ヒートシンク(放熱板)を貼り付けることで回避した。
データ転送量の過剰については、フリーソフトで、ビットレートを下げることで対応した。本来ならば、ビットレート変更を可能にするのは、NECの仕事のはずだが、NECは、SmartVisionPro2 for USBへのアップグレードソフトに含ませ、有償とした。
しかし、bitcastloaderが初期化に失敗するのは如何ともしがたく、SVPの電源を入れ直すという作業で、対処するしかなかった。既に廃棄処分を決めたSmartVisionPro for USBについて、ここまで書いたのには、訳がある。実は、NECは、現行商品でも、このbitcastloaderとSmartTV、SmartEPGの組み合わせを維持している。つまり、今でも、これまでに書いた不都合のいくつかを引きずっている可能性が高いのである。それは、他社製ソフトの一部を使って受信するという方式をとる限り、どうしても発生する不都合だろう。
カノープスのMTV2000
MTV2000は、2002年2月の発売当初、64,800円という価格で、店頭実売でも5万円代半ばだった商品である。既に生産を終了し、現在、販売されているのは、流通在庫のみ。価格は、ほぼ、定価の半額になっている。後継機種と比較して、若干、ソフトウェアで劣るが、ハードウェアについては、全く同等である。
カノープスは、サイト内にサポート掲示板を用意しているので、以前から、使用感等を調べてきた。トラブルの報告もあるが、多くは、使用者の問題である。私の場合、ビデオカードもカノープスなので、相性問題も起こりにくい。
実際、AVマシンに装着して利用し始めているが、極めて安定している。価格が違うので、SmartVisionPro for USBと比較するつもりはないが、これまでの苦労が何だったのだろうかと思うほど快適である。
CPUの使用率は、録画時、映像表示を行っても、20%以内に収まっている。
但し、録画中に追いかけ再生をすると、CPU占有率が50%前後に跳ね上がる。
2003年01月07日(火)
DVDの作成
MTV2000が好調なので、次は、DVD作成に挑戦。手順は以下の通り。
1)Canopus TV Recording Manager で録画
TV Recording Managerは、MTV2000の添付ソフト。録画番組の登録は、iEPG(インターネット上の番組表から予約するシステム)による。
iEPGによる予約が可能なサイトは、http://www.so-net.ne.jp/tv/
http://www.tvguide.or.jp/
http://www.ontvjapan.comの3つが登録されている。画面表示の好みから、私は、so-netを利用している。
録画予約時に必要な設定は、次の通り。画面サイズ 720 X 480
映像ビットレート 可変ビットレート 最大8Mビット
音声ビットレート 224kビット 48KHz
音声多重 主+副 主 モノラルカノープスによれば、現在の放送では、8M以上のビットレートを設定しても、画質の向上は望めないらしい。また、利用しているDVD作成ソフトでも、8M以上のファイルは扱えない。この設定で、ファイルサイズは、1時間あたり3GBないし4GBになる。
洋画など、二カ国語放送の場合、主音声が日本語、副音声が外国語になる。DVDファイルに変換する時、音声は分離されないので、主+副で録画した場合、左右のスピーカーから日本語と外国語が同時に再生される。
2)Canopus MPEG Cutter でCMを削除
CMcutterは、Canopusのサイトにあるノンサポートソフト。CMの削除に特化しているので極めて使いやすい。
本編をつなぎ合わせて1本のMPEG2ファイルにも出来るが、私は、個別に連番を振って、保存している。ひとつのファイルサイズを大きくしすぎると、PCへの負担が大きくなるだろうとの考えである。3)Sonic MyDVD で、DVDを作成
MyDVDは、パナソニックのDVDマルチに添付されていたソフト。メニュー画面をテンプレートから選び、そこへ、2)で作成したMPEG2ファイルを、エクスプローラーから、マウスで移動させ、タイトルとファイル名を編集する。
後は、実際に、DVDに書き込むだけである。問題は、この書き込み時間。相当に長い。書き込み速度:DVD-R 2倍速/DVD-RW 1倍速/DVD-RAM 2倍速/CD-R 12倍速/CD-RW 8倍速。DVD作成用のPCを別に用意するのが賢明である。2003年01月08日(水)
年末に購入したパナソニックLF-D521JDのスペックは、以下の通り。
品 番 LF-D560JD LF-D521JD インターフェイス USB2.0/USB1.1準拠※1 ATA/ATAPI-6 データ転送モード High speed(480Mbps) Ultra DMAmode 4(最大66.6MB/s) Full speed(12Mbps) PIO mode 4(最大16.6MB/s) シークタイム
※2 DVD-RAM 120ms DVD-ROM 110ms CD-ROM 再生ディスク径 80mm/120mm連続データ
転送速度※2 DVD-RAM 4.7GBディスク使用時:2,770kB/s (2倍速)記録・再生時
2.6GBディスク使用時:1,385kB/s (1倍速)記録・再生時 DVD-R※3 2,770kB/s (2倍速)記録時 / 最大8,310kB/s (最大6倍速)再生時 DVD-RW 1,385kB/s (1倍速)記録時 / 最大8,310kB/s (最大6倍速)再生時 CD-R 1,800kB/s (最大12倍速)記録時 / 最大4,800kB/s (最大32倍速)再生時 CD-RW 1,200kB/s (最大8倍速)記録時 / 最大3,600kB/s (最大24倍速)再生時 DVD-ROM 3,438kB/s 〜 16,620kB/s (最大12倍速) CD-ROM 1,520kB/s 〜 4,800kB/s (最大32倍速) オーディオ出力レベル
(インピーダンス) − 0.80V [rms] (47kΩ) バッファ容量 2MB 周囲温度 (動作時) 5℃ 〜 35℃ 5℃ 〜 45℃ 湿 度 (動作時) 10%[RH] 〜 80%[RH] (結露なきこと) 電 源 AC100V50/60Hz(付属ACアダプター使用) +5V(許容差=5%)/+12V(許容差=10%) 消費電力 約13W
(本体電源スイッチ「切」の時: 約1W) 約10W コネクター形状 USBコネクター(1個)4ピン IDEコネクター(1個)
フラットケーブルタイプ40ピン 設置方向 横置き/縦置き※4 外形寸法
(幅x高さx奥行) 168.0mm x 50.0mm x 246.5mm(突起部除く)
176.0mm x 53.5mm x 249.0mm (最大) 146.0mm x 41.3mm x 196.0mm
(突起部除く) 質 量 (本体) 約1.7kg 約1.1kg 対応
ディスク 記録・再生 DVD-RAM [9.4GB・5.2GB・2.8GB※5(両面) / 4.7GB・2.6GB・1.4GB※5(片面)]
DVD-R [4.7GB・1.4GB※5(片面)for General ver2.0※6]
DVD-RW(Ver.1.1) [9.4GB(両面)/4.7GB(片面)]、CD-R、CD-RW 再生※7DVD-ROM、DVD-Video、DVD-R(for General)※8、DVD-RW(Ver.1.0)※8
CD-DA※9、CD-ROM(XA対応)、Photo CD(マルチセッション対応)、Video CD、CD-EXTRA、CD-R/RW※8 付属ソフトウェア●対応OS用ドライバーソフト一式CD- ROM(USBファイルシステムドライバー/USBフォーマットソフト) ●DVD‐MovieAlbumSE 3 ●MyDVD 3.5 ●WinDVD4 ●B's Recorder GOLD5 BASIC ●B's CLiP 5 ●FileSafe 付 属 品●フロッピーディスク ●ACアダプター ●ACアダプター用電源コード ●USB2.0対応ケーブル(1.5m) ●イジェクトピン ●取扱説明書 ●保証書 ●ユーザー登録カード
●内蔵オーディオケーブル ●取付ネジ ●イジェクトピン ●取扱説明書 ●保証書 ●ユーザー登録カード DVD プロジェクト用のMPEG-2 ビデオの設定
MyDVDに記載された設定は以下の通り
パラメータ NTSC (525 本@ 59.94 Hz) 日本の場合 フレームサイズ(幅×高さ) 720 x 480 ピクセル ディスプレイフレームレート 29.97 fps Group of pictures(GOP) 最大で36 フィールド/18 フレーム
30 フィールド/15 フレームを推奨GOP 構造 クローズド。IBP またはIBBP 出力アスペクト比 4:3(標準テレビ)または16:9 アナモルフィック(ワイド画面テレビ) ビットレート (CBR固定 またはVBR可変) 最小2.0 Mbps 最大8 Mbps プロファイルおよびレベル Main profile and main level(MP@ML) VBV バッファサイズ 224 KB(1,835,008 ビット) GOP シーケンスヘッダ間隔 GOP あたりひとつ (すべてのGOP の前にひとつのシーケンスヘッダ) ファイル名拡張子 .m2p、.m2v、.mp2、.mpg、.mpeg、.mpv
2003年01月13日(月)
さて、ここで、DVDMultiの問題発見。現在、AVマシンのIDEには、次のように接続している。
プライマリ マスタ HDD 30GB スレーブ HDD 30GB
セカンダリ マスタ LF-D521JD スレーブ HDD 120GBLF-D521JDのマニュアルに、LF-D521JDを、セカンダリマスタに接続することを推奨しているので、このように接続した。ところが、これでは、WindowsXP上で、LF-D521JDは、実際には、UDMA4であるべきところが、UDMA2と認識されてしまう。セカンダリスレーブのHDDは、問題なく、UDMA5で認識されている。
そこで、セカンダリのマスタとスレーブを入れ替えると、それぞれ、問題なく認識される。さて、どうしたものか。一応、、メーカーの公式見解を聞いておくべく、サポートに問い合わせてみた。現在は、返事待ち。
MTVシリーズのサポートフォーラム(カノープス)を覗いていると、相変わらず、多くの書き込みがある。
障害報告の内、ユーザーの知識、技術不足と思われるものが7割程度ある。
新しいハードウェアやソフトウェアを追加する場合、最低限、レジストリを含むシステムファイルの保存、重要なデータの保存を行い、いつでも、ハードウェア追加以前の状態に戻せるように準備するのが鉄則である。それが出来ないなら、せめて、インストール以前の状態に復帰させるユーティリティソフトを利用する必要がある。それもイヤなら、最悪の場合、OSを再インストールする覚悟だけはした方が良い。
なぜか。現在のPCは、多くのメーカーによって作られたパーツと、いい加減なOS(Windowsのことだ、ゴルァ)と、様々なアプリケーションソフトウェアとの複合体である。よって、トラブルが発生した場合、問題の切り分けが極めて困難になる。大雑把なようだが、あっさり、システムを再構築した方が、時間を浪費せずに済む場合が多いし、システム再構築後の単純な構成ならば、問題の切り分けも簡単になるからである。TVチューナーボードやビデオエンコーダボードは、これまで別々に発展してきたテレビ・ビデオ技術とPC技術の接点に位置する製品である。よって、ハードディスクやグラフィックボードの交換より、問題発生の確率は高くなるし、問題の切り分けは、更に困難になる。PCの構成を単純にしておくのは重要なことである。
2003年01月15日(水)
パナソニックから、UDMA2と認識される問題につき、回答が来た。既に、同様の症状の報告を受けているようだ。結論から言えば、セカンダリスレーブで使ってかまわないということらしい。まだ、発売されたばかりの製品なので、ドライバの修正などの完全な対策は出来ていない模様。
DVDの制作だが、時折、画像のコマ落ちによる音ずれが発生する。元データ(mpeg2)に音ずれはないので、CMカッターの不具合か、MyDVDの不具合である。
MyDVDは、不愉快なことに、作成したDVDに、こちらが望みもしないhtmlファイルを挿入する。主要言語で、「Sonic Powered DVDへようこそ」なるファイルが埋め込まれるのである。以下、その日本語部分のみを引用する。実際には、これ以外に、英独仏中などがあり、合計34KBのHTMLファイルである。Sonic Powered DVDにようこそ
この DVD は、ソニック・ソルーションズによって開発された AuthorScriptR 機能を持つ MyDVD を使用して制作されました。 Sonic Powered DVD (http://www.sonicpowered.com/) には、非常に優れた価値を提供するユニークなテクノロジーが含まれています。
Sonic Powered DVD はダイナミック - Disc Editing 機能を使用すれば、好きな時にコンテンツの修正、ビデオの再編集、ビデオ、メニュー、ボタン、テキストまたはナビゲーションなどのエレメントの変更を素早くかつ簡単に行うことができます。
Sonic Powered DVD は永久的 - 必要となるすべてのコンテンツを DVD として DVD プロジェクト形式で利便性のある場所に一纏めにして保存できます。
Sonic Powered DVD の互換性 - Sonic Powered「 egg」は Sonic Poweredオーサリングアプリケーションで、タイトルを開いて再オーサリングを行うために必要となるすべての情報を持っています。もちろん、 Sonic Powered DVD は広範な市販の民生用 DVDプレーヤーおよび PCベースの DVD-Videoプレーヤーと互換性があるので、ほとんどの機器で DVD を再生してコンテンツを見ることができます。
Copyright 2003 Sonic Solutions.
本ディスク(以下「記述ファイル」という)のコンテンツを記述するファイル、および本ディスクに記録されているファイルは、ソニックに知的所有権および著作権があります。これらの記述ファイルは、ソニックによってライセンスされたオーサリングアプリケーションを使用した場合に限って開くことができます。ソニック以外のアプリケーションでは、これらのファイルをデコードしたり開いて使用することはできません。これらのファイルは、不正なアクセスを防止するための技術的な手段によって保護されていることに注意してください。
記述ファイルに関わるすべての知的所有権はソニックが有しています。アメリカ合衆国法および他の司法管轄権における法律は、知的所有権者および著作権者の権利を保護しており、違反があった場合は民事および刑事の処罰の対象となります。
ソニックは明示的に与えられていない権利をすべて保持します。記述ファイルにはソニックの業務上の機密が含まれており、ソニックはリバースエンジニアリング、デコンパイル、デアセンブリ、またはその他の方法によって人間が読み取ることができる形式にファイルを変換したり、そのような業務上の機密を第三者に開示することを明示的に禁止しています。ただし、そのような行為を禁止することが、適用される法律によって制限されている場合は除外されます。
さて、MyDVDに代わるソフトを探さなければ。
2003年01月30日(木)
サービスパック込みのWindowsXPインストールディスクの作り方を、ネット上で見つけたので、コピーしておく。私が書いたものではないので、真偽は不定。
- 前提となるファイル/フォルダの配置
ファイルおよびフォルダ この説明での例 備考 CD-ROM ドライブ Q: Service Pack ファイル D:\download\sp.exe sp.exe は xpsp1_ja_x86.exe、w2ksp3.exe など Windows CD-ROM コピー先 D:\wincd 700MB 程度の空き容量が必要 作業フォルダ E:\tmp 700MB 程度の空き容量が必要
- 前提ソフトウェアの入手
ブートファイルを抜き出すために bbie.exe、ISO イメージを作成するために cdrtools パッケージ (cdrtools-1.11a12-win32-bin.zip など) をそれぞれダウンロードし、作業フォルダに展開します。
必要になるのは bbie.exe、mkisofs.exe、cygwin1.dll の 3 ファイルのみです。- ISO ファイルの作成
次の手順を実行し、ISO ファイルを作成します。
- Windows CD-ROM を CD-ROM ドライブにセットします。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から cmd を起動します。
- 以下のコマンドを実行します。
C:\Documents and Settings\user>cd /d E:\TMP
E:\TMP>md D:\wincd
E:\TMP>xcopy Q:\ D:\wincd /E
E:\TMP>D:\download\sp.exe -s:D:\wincd
E:\TMP>bbie Q:
E:\TMP>copy image1.bin D:\wincd
E:\TMP>mkisofs -b image1.bin -no-emul-boot -J -N -o sp.iso D:\wincd
- CD-ROM の作成
任意の CD-R ライティングソフトウェアを起動し、E:\TMP\sp.iso ファイルを ISO 形式のファイルとして焼きます。
ISO ファイル (イメージファイル) から CD-ROM を焼く方法は、お持ちのソフトウェアのヘルプを参照してください。一部のマザーボードで、XP SP1 適用済み CD でセットアップを実行すると「USBEHCI.SY_ をコピーできません」というエラーが発生することがあります。上の手順で mkisofs を実行する前に、D:\wincd\i386\ フォルダにある usbehci.sy_ ファイルの名前を USBEHCI.SY_ へ変更 (大文字に変更) することで問題を回避できます。
Windows XP セットアップ起動ディスクの作り方は?
Windows XP には Windows NT/2000 のように、CD-ROM からセットアップ用の起動ディスクを作る方法はありません。
Windows XP セットアップ起動ディスクは、マイクロソフトのサイトからダウンロードしてください。
- Windows XP オリジナルをインストールする場合
- SP1 適用済み CD を使ってインストールする場合
次のように Windows9x 起動ディスクで起動して、Windows XP CD-ROM の i386 フォルダにある winnt.exe を実行することでも、セットアップを開始することができます。
- Windows98/Me を起動します。
- [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から「アプリケーションの追加と削除」を起動します。
- [起動ディスク] タブをクリックし、「ディスクの作成」ボタンをクリックします。
- 指示に従いフロッピーディスクをセットします。
- ディスクの作成が完了したら、[スタート]−[ファイル名を指定して実行] から command を起動します。
- 次のコマンドを実行します。
C:\WINDOWS>del a:\fdisk.exe
C:\WINDOWS>copy %windir%\command\smartdrv.exe a:\- 作成した起動ディスクで XP をセットアップする PC を起動します。
- 起動後、次のコマンドを実行します。
A:\>smartdrv
A:\>x:\i386\winntCDROMドライブ逝く
インターネット用PCが不安定になってきたので、クリーンインストールすることにした。Windows98SEから、松下のDVD-Multiと共に買ったWindows2000Proに変更する。家電量販店で、DVD-Multiと一緒に買い叩いたものである。
最近では、家電量販店でも、自作用パーツやOEM用のOSを販売しているが、店によっては、必ずしも成功しているとは言い難い。ソウイウ店を狙って買い叩くと、日本橋のパーツショップ並みかそれ以下の値段で購入できることがある。無芸大食が身上だが、金欠生活が長かったので、値切るのだけは、上手い方である。
パーティションを、システム領域とデータ領域を分離しているので、システム領域をNTFSでフォーマットしてインストールする。特に苦労なくインストールは終了。それにしても、アップデートファイルが多すぎる。ADSL8Mという環境がなければ、事実上、 ネット経由のアップデートは不可能である。順調にインストールとアップデートは終了したが、アプリをインストールする段階で、問題発生。
現象としては、CAB(キャビネットファイル=書庫ファイル)が壊れているのでインストールできないというエラーメッセージが出た。以前、きちんとインストールできたのだから、CABファイルが壊れた製品を買ってはいない。そこで、最初に考えたのは、CD-ROMの傷。しかし、表面に目立った傷はない。別のPCでCABファイルを解凍したが、問題なく解凍できる。
次に考えたのは、CABファイルの解凍失敗。FileViserというファイラーのShelll拡張機能を、Windows2000で使用したのがまずかったのかもしれない。しかし、ネット上にそのような報告はないし、試しに、FileViserをアンインストールしたが、状況は変わらない。次に考えたのが、ハードの故障。つい最近、厳格なメモリテストをして、問題のないことを確認しているのだが、一応、バスクロックを1/2にして起動。これでも、CABファイルが壊れているというメッセージが出る。
こうなると、疑わしいのは、CD-ROMドライブしかない。一応、クリーナーで、受光部分をきれいにしてみるが、変化無し。どうやら、OSのインストール終了後、アプリのインストールまでの間に、壊れたということになる。
試しに、画像満杯のCDを読ませてみると、同じ画像を読み込めたり読み込めなかったりする。音楽CDの再生は、全く問題がない。こういう不調は、質が悪い。
仕方ないので、別のPCからファイルサーバーに、アプリCDの中身を転送し、サーバーからインストールすると、あっけなく成功。以上から、インストール中に、CABファイルが壊れているというエラーメッセージがでる場合は、CD-ROMドライブを疑ってみる必要がありそうだ。
しかし、CD-ROMドライブが不調だとすると、それでインストールしたWindows2000がマトモだという保証がない。今のところ、問題なく動いているが、今後は、データのバックアップを行い、再インストールに備えた方が良さそうだ。
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