自作泥濘(ぬかるみ)日記

最低山極悪寺 珍宝院釈法伝

最終更新  2003年12月26日

2002年05月01日(水)

 新しいマシンのベンチマークテストを行う。一応、問題なく動いていることと、各パーツの名前を確認するのが目的で、特に、スピードを競うつもりはない。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name  AOpen AX-4B
Processor Pentium4 1752.55MHz[GenuineIntel family F model 2 step 4]
VideoCard Canopus SPECTRA F11
Resolution 1024x768 (16Bit color)
Memory 260,940 KByte  (DDR SDRAM PC2100)
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
Date 2002/05/02 00:03

SCSI = Adaptec AHA-294X/AIC-78XX PCI SCSI Controller
SCSI = Win9x-ME Promise FastTrak100 (tm) Controller

A = GENERIC NEC FLOPPY DISK
C = Promise 2+0 Stripe/RAID0 Rev 1.10
D = FUJITSU MCE3064SS Rev 0060
E = TOSHIBA DVD-ROM SD-M1401 Rev 1008

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
51276 39567 58878 97637 37265 74136 99

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
81783 66333 28451 1192 71258 72520 21345 C:\100MB

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ 
M/B Name  CUSL2-C
Processor Pentium III 1004.87MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step 6] 
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[256K]
VideoCard Matrox Millennium G450 DualHead LX 
Resolution 1024x768 (16Bit color) 
Memory 522,740 KByte 
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A 
Date 2002/05/03 01:14 

HDC = Intel(R) 82801BA Ultra ATA Storage Controller - 244B
HDC = Primary Ultra ATA Controller
HDC[?]=Secondary Ultra ATA Controller

A = GENERIC NEC FLOPPY DISK 
CD = IBM-DTLA -307030 Rev TX4O
E = ATAPI CDROM. Rev 12AJ

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
23798 40453 42513 16173 17557 24565 84

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
28180 35938 6396 422 33540 25529 16723 C:\100MB

 

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name  GIGABYTE GA-6OXE
Processor Pentium III 846.84MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step 6]
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[256K]
VideoCard Matrox Millennium G450 DualHead - English
Resolution 1024x768 (16Bit color)
Memory 522,804 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
Date 2002/05/02 02:28

SCSI = Win9x-ME Promise FastTrak100 (tm) Controller
HDC = Intel(R) 82801BA Ultra ATA Storage Controller - 244B
HDC = Primary IDE controller (dual fifo)
HDC[?]=Secondary IDE controller (dual fifo)

A = GENERIC NEC FLOPPY DISK
C = Promise 2+0 Stripe/RAID0 Rev 1.10
DE = GENERIC IDE DISK TYPE47
F = TEAC CD-W54E Rev 1.1B
O = Virtual CD-ROM Drive

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
24958 34084 35815 11975 11160 16986 60

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
30747 39800 6095 534 40140 39658 10536 C:\100MB

2002年05月16日(木)

 最近、檀家さんのPCが、徐々に、WindowsXPに移行しつつある。使用法を訊ねられても、98使いの私には、即答できない。Win98とは、かなりGUIが違っていて、デバイスドライバの一覧を見るにも、探し回らなければならない。これでは困るので、MSを儲けさせるのも癪だったが、WindowsXPのホームエディションを購入してインストールすることにした。256MBのメモリを購入するだけで買えるというのも、考えてみれば妙な話である。

 ターゲットマシンは、AV用PCである。先日、マザーボードを交換したばかりで、それほど使い込んでいないから、インストールしたアプリも少なく、大したデータも残っていない。

 まず、Windows98SEのシステムをすべて削除する。XPは、98SEに上書きインストールできないことになっている。本当にできないかどうかは確かめなかったが、FDISKとFORMATだけして、XPのCDを入れて再起動。
 起動すると、これまでのファイルシステム(FAT32)を使うか、パーミッションの設定のできるNTFSを使うかを選択する。私以外に使用者もいないPCで、他のPCと共有関係を構築するわけでもないので、FAT32を選択。
 Fasttrak100に繋いだハードディスクにインストールするので、これのドライバをフロッピーディスクにコピーしたものが必要になる。必要になったときに、F6を押してドライバを入れろという指示が出るので、指示に従ってディスクを入れると先へ進む。

 これ以後は、ほとんど自動で、XPのインストールは終了した。その後、自動的にアップデートファイルをダウンロード、システムが更新される。老眼のオッサンが、OSをインストールするなどと考えていないのかもしれないが、プロダクトキーは、もう少し、大きな字で書いてもらえるとありがたい。老眼鏡に虫眼鏡で、読みとるのは、悲しいものがある。

 案外、軽く動くので、気に入ったのだが、問題が発生した。SmartVisionPro for USBが、XPに対応していないのである。正確に言うと、アップグレードキットと呼ばれるソフトを買って、アップグレードしたものだけが、対応する。

 SmartVisionPro for USBというのは、ハードウェアエンコードで、それなりの画質で録画できるのだが、設計がタコで、熱暴走する。ノイズ軽減のために、ファンレス仕様、鉄板で覆ってある。しかも、その鉄の箱を樹脂製のカバーで覆うという二重構造。一応、廃熱用の穴はあいているが、自然対流だけで廃熱できるほど、チップは低温ではない。
 結局、放熱のために、樹脂カバーの片側を外し、私が使用する扇風機の余り風が当たるようにして冷却して使用している。ハードディスク用のファンを取り付けようとも思ったが、樹脂カバーを外すだけで熱暴走が止まったので、現在は、無様なむき出しで使用している。

 これに、今更、追加費用というのは気が悪いので、無償のバグフィックスだけ行って、購入当時のままで使用している。今回は、これが裏目に出た。結局、数時間だけXPを使用して、また、Windows98SEに戻した。メモリを増設したので、テレビの録画、視聴は、256MBの時より、軽快になり、かつ安定した状態になった。

2002年05月18日(土)

 キーボードのキーの動きが悪いので、洗濯する。洗濯できるか否かは、キーボードの構造による。私が使用しているのは、スピタル産業のTK-106。これは、キーボード上部の樹脂製部分、キーの押し戻しを担当する凹凸のあるゴム、電気的接触を受け持つ透明樹脂2枚、LED基盤に分解できる。

 キーの動きを決定するのは、キーの可動部分とゴム板の弾力性。ゴムはへたっていないので、キーの動きを良くすればいい。
 まず、風呂場で、ぬるま湯のシャワーで、キーの間に落ちた細かいゴミやたばこの灰を洗い落とす。女房に内緒で、浴槽にぬるま湯を張り、この中で、キーボードを激しく揺すって、更に、ゴミと汚れを落とす。
 次に、リンスの入ったシャンプーか、妙に肌がスベスベするボディソープで洗う。これらはいずれもシリコンが入っていて、石鹸分を落とした後、シリコンだけが、若干残る仕掛けになっている。加えて、これらは、眼に入っても、それほど酷いことにならない、すなわち、刺激が少ないので、樹脂にも優しい。
 ぬるま湯のシャワーで石鹸分を洗い落としたら、乾燥させる。キーの裏側のくぼみに水がたまるので、よく振って、この水を出しておくと、乾燥が早い。

 乾燥してキーの動きを確認。もし、まだ、キーの動きが悪いようなら、キーの裏側から、シリコン系の潤滑剤などを利用して、動きを良くする。後は、組み立てるだけ。今回は、この処置で、完全にキーの動きは復活した。

2002年05月20日(月)

 インターネット用マシンの挙動がおかしくなった。調べてみると、CPUファンが廻っていない。このマシンだけは、CPU冷却に、カノープスのCPUクーラーFireBird R7を使っている。元来は、Athron用のクーラーだが、留め金を交換すれば、Pentium3でも利用可能である。
 このクーラー用ファンは、流体軸受である。正直なところ、流体軸受が何であるか、よく解らない。私なりに次のように理解しているだけである。

 一般的なモーターは、軸受にボールベアリングを使用している。技術的には完成されているが、それなりの弱点もある。ボールの回転を維持するために、潤滑剤(グリス)が不可欠。ボールで支えるので、高速回転用の軸受には、不向き等々。
 そこで、頭の良い人間が、考えた。細長い筒(スリーブ)に、この内径より少しだけ細い軸(シャフト)を入れて、隙間をオイルや空気で満たす。すると、高速回転時には、空気やオイルが、高速回転によって生じた圧力で、筒と回転軸の隙間を満たして、筒と回転軸の非接触状態が維持できる。これが、流体軸受けである。軽量のFirebirdのファンは、流体として空気を利用している。

 FireBirdのファンモーターは、回転子の軽量化のため、一般的なモーターのように、回転子が数極の電磁石、周囲に永久磁石を配置するという構造になっていない。回転軸を中心に、電磁石を放射状に固定し、その放射状の電磁石を覆うようにファンが取り付けられている。ファンの中心付近の内側には、金属リングが固定されているので、電磁石の極性変化でファンは回転する。
 昔、ウイスキーの金属キャップの中心をくぼませ、針金で垂直に保持しておいて、その周囲に電磁石を置いて、極性を変化させてキャップを回転させる実験をしたことがある。この電磁石を、キャップの内側に仕込んだら、FireBirdのファンモーターである。(まあ、この説明は、解る人だけが解ればいい)

 ただ、流体軸受けといっても、回転子が飛び出さないようにするには、回転子と接触して、抑える部分が必要である。FireBirdのファンを取り外して、静かに回転子を引き抜くと、3本の爪で固定する仕掛けになっている。もし、何らかの抵抗が生じて回転しなくなっているとすれば、この爪を疑うしかない。
 爪の接触部分にシリコン系潤滑油を塗って組み直すと、ファンは見事に回り始めた。流体軸受けでも、時々は、チェックするべきだという教訓である。

 CPU冷却ファンが止まったにもかかわらず、CPUの温度は、45度以上にはならなかったし、CPUが破壊されることもなかった。理由は、CPUの直近に、エナマックスの電源ファン(吸気用)があって、ある程度の排熱ができていたからである。小型ケースに入れる場合は、このあたりの気配りが必要だと、思い知らされた。

2002年05月27日(月)

 24日に、NTTのADSLが、1.5Mから8Mに切り替わった。申し込んだのが20日であるから、きわめて迅速な対応である。巷間、NTTの対応の遅さが喧伝されるので、こういうケースもあったということで、書いておく。

 寺の法要で忙しかったので、そのまま使っていたが、時間ができたので、少々、テストをしてみた。予想通り、ルーターのスループットが下り速度の足を引いている。
 現在、使用しているNTT-MEのBA512Rというルーターのスループットは、4Mbit/sである。ブロードバンド総合情報サイトの計測で、同じDTIを選ぶと、1秒あたりのデータ転送が、見事に4Mbitで頭打ちになっている。もちろん、4Mbit以下の転送の場合もあるので、結局、全体としてみれば、3.2乃至3.3Mbit/sという数字になる。

 遅い方ではないが、ルーターがネックになっているのを知っていて、放置するわけにもいくまい。いずれ、お金ができたら、ルーターを買い換えようと思う。その場合、光ケーブルも睨んで、スループットの大きなものにするか、スループットが8M程度の安いものにするか、思案中である。

 さて、今回、8Mにしたので、少し、MTUやRWINの設定を変更しようとして、面白い記事を見つけた。要するに、フレッツADSLの場合、MTUの最適値は、1454ではなく1448だということ。理屈の上では、3%ほど、速度が上昇するらしい。これ以外にも、MPUやRWINの設定に便利なEditMTUというソフトを見つけた。