自作泥濘(ぬかるみ)日記

最低山極悪寺 珍宝院釈法伝

最終更新  2003年01月05日

2001年08月1日(水)

 MOが快調になった途端に、今度は、AV用PCのHDDが不調。以前、動かなくなっていたのを放置しておいたら、また、動き始めたといういわくつきのドライブなので、仕方がないといえば仕方がない。また、しばらく、放置しておくしかないだろう。(苦笑)

 今日は、ラックの奥の方に置いてあるインターネット用PCに延長スイッチを追加した。これで、スイッチのオンオフの度に、下に潜り込む必要が無くなる。4カ所を半田付けして、スイッチ用ケースに、これまた、半田ゴテで穴を開け、ケーブルを通して、スイッチを固定すればお終い。

 次に、インターネット用PCにADSL接続用のNICを刺し、ドライバをインストール、モデムを繋いで、フレッツADSL接続用のアプリをインストール。ところが、3COMのNICを、接続ツールが認識しない。まだ、モデムが電話線に繋がっていないせいなのか、2枚差しのトラブルなのかは不明。明日になれば解るので、対策はそれから。

2001年08月2日(木)

ADSL開通

 工事までに、NICの2枚差しをすると、フレッツ接続ツールが、3Comを認識しない問題を解決しなければならない。

 昨日同様、ネットワーク関係のドライバ、アダプタをすべて削除し、インテルのNIC、3Comの順に刺して、ドライバをインストールすると、接続ツールは、やはり、インテルのNICしか認識しない。しかも、インテルのNICに繋がっているファイルサーバーも認識できない。

 そこで、次に、ネットワーク関係のドライバ、アダプタをすべて削除し、NICを2枚とも外し、今度は、3ComのNICを先に刺してみる。PnPで認識され、添付されたCDを指定すると、必要なドライバをが組み込まれる。この段階で、ADSL接続ツールを起動し、新しいプロファイル(ダイアルアップの時の新しい接続に同じ)を登録する。プロファイルのプロパティを確認すると、今回は、3ComのNICが認識されている。

 どうやら、3Comのドライバをインストールすると、自分以外のNICも支配下に置くために、3Com TCAATDI Diagnostic TDIというプロトコルを、インテルのNICにもバインドするらしい。これを、インテルのNICにバインドされたプロトコルから外すと、ファイルサーバーにも繋がるようになった。ADSL接続ツールとの関係は不明だが、とにかく、今回の2枚差しは、3Comを先にすればうまくいった。

 これで、後は、工事を待つばかりだったはずが、とんでもないことになってしまう。

 午後2時頃、一度、寺へ戻ると、電話が通じない。ADSLへの変換工事は午後を指定しておいたので、工事が完了したのだと考えた。そこで、TAを外し、スプリッタ、モデム、電話を繋いだ。ところが、それでも、電話が通じない。送信、受信とも、不能である。接続ミスを疑って、幾度、調べても、間違いはない。

 更に、悪いことに、にわかの雷雨がやってきた。それもかなり激しく、PCに危険の及ぶ可能性がある。電気の瞬断も怖い。仕方なく、すべてのPCの電源を落とし、電話線も抜いて、雷雨の通り過ぎるのを待つことにした。
 この処置は、正解で、近所に落雷はする、停電は、数回、都合、15分ほどに及んだ。激しく降る雨を見ながら思い至ったのは、この雷。試しに、保育園の電話を調べてみると、これも通じない。寺と同じ、ISDNである。他方、個人用の、昔ながらのアナログ回線は生きている。どうやら、この雷のせいで、NTTのデジタル回線にだけ、障害が発生しているらしい。おそらく、ここへ来る以前に、雷が、何か悪さをしたのだろう。

 雷雨が去ってしばらくすると、ADSLに切り替わっていた。ところが、保育園の電話は復旧しない。どうやら、寺の電話は、ADSLに切り替えた時に、その工事によって復旧したが、保育園は、工事をしなかったので、そのまま放置されたのだろう。結局、保育園の電話は、数時間後、NTTから作業員が来て、NTT内部の作業を経て復旧した。いやはや、つまらぬ労力を使ってしまった。

 お約束ということで、一応、速度を計測した。

測定サイト http://speedtest.pos.to/ 
測定時刻 2001/08/02(木) 17:31:18 
回線種類 ADSL 
回線業者 NTTフレッツADSL 
プロバイダ dti 
データサイズ 974.008kB 
伝送時間 6.06秒 
ホスト1 WebARENA 1.28Mbps 
ホスト2 WebARENA(2) 1.31Mbps 
ホスト3 pos.to 1.29Mbps 
ホスト4 pos.to(2) 1.18Mbps 
推定スループット 161kB/s 
推定スループット 1.29Mbps 
コメント NTTフレッツADSLとしてはかなり速いです!おめでとうございます!(1/5) 

測定サイト http://speedtest.pos.to/ 
測定時刻 2001/08/02(木) 23:53:03 
回線種類 ADSL 
回線業者 NTTフレッツADSL 
プロバイダ dti 
データサイズ 538.52kB 
伝送時間 3.89秒 
ホスト1 WebARENA 1.12Mbps 
ホスト2 WebARENA(2) 1.11Mbps 
ホスト3 pos.to 650kbps 
ホスト4 pos.to(2) 770kbps 
推定スループット 139kB/s 
推定スループット 1.11Mbps 
コメント NTTフレッツADSLとしては標準的な速度です。(3/5) 

 数字としては、まあ、こんなものだろう。とにかく、あまりに速いので、感激している。

2001年08月4日(土)

 3ComのNICの一部と、NTT東日本のモデムで、不具合が発生するらしい。

http://www.ntt-east.co.jp/flets/tec/adsl/news08.htm

  インターネット上には、多くの先達が、ADSLの速度向上のノウハウを公開している。上の結果は、ソフトウェアで、通信条件を最適化した後のものである。これ以上、通信速度を上げようとすれば、ハードウェアに及ぶ。基本的には、ハードウェアが出すノイズを減らすことで、通信速度の向上が期待できる。

 既に、PCは、すべてアースを施し、ノイズ対策は終了している。他の機器にも、すべてアースをすればいいのだろうが、それはあまりにも面倒である。そこで、次のように考えた。
 私のPC並びに周辺機器は、すべて、鉄製の組み立て式ラックに納めている。高さ190センチ、幅120センチと大型である。しかも、これに、奥行き45センチの横板を追加して、机として使っている。DIYショップなどで販売している、多くの孔を開けた柱材と、鉄板、アングルをねじ止めして、自作したものである。
 このスチール製のラックは、かなりのノイズを吸収するはずである。よって、このラックをアースすれば、かなりのノイズ対策になる可能性がある。そこで、ラックのねじを外し、これにアース線を巻いて締め直し、アース線に繋いだ。
 次に、モデムに付属してきた電話線が3メートルなので、これを2メートルのものに換えた。もし、ノイズに強い電話線を見つけたら、これに切り替えるつもりである。

 以上の細工をして、速度を測定すると、平均で約100kbps、速度が向上した。但し、全く同じ条件で測定できるはずもないので、参考にしたのは、同じDTI内にある測定ページの結果でしかない。これとて、DTIの外に出ていないというだけで、内部の条件が同一であるという保証もないので、あくまでも参考である。

 いずれにせよ、このあたりがチューニングの限界である。ファイアウォールとアンチウイルスソフトを外すと、更に、若干の速度向上が確認できるが、これは、現実的な選択ではない。まあ、平均で、1.2Mbpsなら、良しとする。